六本木に生まれる
新たなアートコンプレックス

2020年、六本木に誕生したANB Tokyoは、コミュニティラウンジやギャラリー、スタジオなどが入った新しいアートコンプレックスです。名前の由来は、既存の概念とは異なる何かを示す“Alternative”と、多様なものを受け入れる“Box”からきています。さらにはこの箱の中に、無数の物語“Narrative”が詰まっていくことを期待してスタートしました。

複合性を活かして独自のネットワークを構築し
アートと社会の新しい接続点となる

ANB Tokyoは、アーティストの創作活動を支援し、アートに関わる多くの方々とイベントや事業を実践する場です。コンプレックスとしての複合性を活かし、異なるバックグラウンドやビジョンを持つ人々が出会う拠点となるとともに、これまで培われてきたアートの文脈への理解を深め、共有していく活動を行なっていきます。

アートは、知覚的な感動と多様な解釈をもたらします。この場所で起こるひとつひとつの事柄、ここに集うひとりひとりの物語に寄り添いたいと考えています。現代の動向につぶさに呼応していく場所として寛容に変化する──対話の中から活路を見出そうという態度は、文化は制度のみによって作られるのではなく、人々の声と行為の複合的な交わりによって形成されていく、という考えに基づいています。

世代やジャンルを超えたコミュニケーションから独自のネットワーク構築し、そこから生み出される可能性を開拓しながら、ANB Tokyoはアートと社会の新しい接続点となることを目指していきます。